ニューサウスウェールズ州政府は、10億ドルをかけて拡張しているボタニー港の第3コンテナー貨物ターミナルの荷役業者にハチソン・ポート・ホールディングス(Hutchison Port Holdings)が選ばれたことを発表し、これで9,000人の新しい雇用が創出できるとしている。 
  ボタニー港の拡張工事は2008年7月に始まり、それ以来、新しい貨物ターミナルの荷役業者の入札による選択作業を行なってきた。 
  クリスティーナ・ケネリー州首相が、12月18日にハチソン・ポート・ホールディングスの指名を発表し、声明で、「10億ドルの拡張工事によって、ボタニー港が世界で最も重要なコンテナー港のひとつとなる。 第3コンテナー貨物ターミナルは、将来の雇用の創出の下支えとなり、またニューサウスウェールズ州やオーストラリア全体の輸出や輸入の増加に貢献することになる」と話した。 
  この新しい貨物ターミナルによって、9,000人の雇用が創出され、ニューサウスウェールズ州の経済にとっても、今後20年間で160億ドルの経済効果が期待される。 ハチソン・ポート・ホールディングスは世界最大の港湾荷役業者のひとつで、世界25ヶ国の49港において合計300バースを運営している。 今回新しい港湾荷役業者にハチソン・ポート・ホールディングスが決まったことで、ボタニー港でアシアノ社やドバイのDPワールド社と競合することになる。 第3コンテナー貨物ターミナルは2012年までには工事が完成し、その後運営が始まる。 (Source: SMH/AAP, 18/12/09 "Hutchison to operate new Botany termina")